今年最後の観劇? 久しぶりに泣かされた感動の舞台、前進座公演「柳橋物語」を観る

nagoya_as.jpg 11月26日、會津風雅堂で会津演劇鑑賞会例会、前進座公演「柳橋物語」を観ました。山本周五郎原作、田島栄脚色、十島英明演出による舞台で、前進座のレパートリーとしてつとに知られている舞台です。
 私自身、この舞台はすでに何度か観ていたつもりでいましたが、舞台を観て初めてであることを知りました。どうしてそんな勘違いをしていたのでしょうか?(^_^;) 自分でもよく分かりません。
 さて、初めての舞台ではありましたが、感動しました。さすが前進座の舞台です!

 作品のあらすじを、劇団のホームページでは次のように紹介しています。
《柳橋物語 あらすじ》
 江戸茅町にある杉田屋の職人、幸太と庄吉は、どちらも腕も良く人柄もいい。研ぎ職人源六の孫娘、おせんは、どちらにも近しさと親しさをもっていた。
だが、杉田屋の跡取りは幸太に決まり、失意の庄吉は上方へ修行に旅立つ。 別れ際、「一人前になって帰るまで待っていてくれ」と、おせんに言い、「待っているわ……庄さん」と、答えたその一言が、おせんのそれからの一生を決めてしまった。
 その後、杉田屋から、おせんを幸太の嫁にほしいと言ってきたが、祖父の源六は断ってしまう。
間もなく源六が卒中で倒れ、江戸は大火事に見舞われる。この時、かけつけた幸太は、源六とおせんを助けようと、必死に力を尽くす…

imamuraayami.jpg 江戸の大火事の場面は東日本大震災を、また大水の場面は、先の台風19号の被害を思い起こさせる臨場感溢れる演出でした。
 物語では、その被災生活の中で、主人公のおせん(今村文美)が身寄りを失い、心ない誹謗を浴びながらも市井の人々に助けられながら懸命に生き、真実の愛に気づいていく姿を描いていきます。

tudakeiiti.jpg どの役者も良かったですが、おせんの祖父源六を演じた津田恵一さんは素晴らしかったです。
 ある日、源六は卒中で倒れ、何とか回復はするのですが、半身が不自由となり研師としては致命的とも言うべき境遇になります。そして、呂律も回らなくなる…という状況になるのですが、津田さんの演技はそれを見事に演じていました。ほんとに見事としか言いようがありません。また、おせんを可愛がる温情溢れる老爺としても魅力的でした。
 今年は、例年よりも舞台を観る機会が少なかったですが、また今年最後の観劇の機会になったかもしれませんが、久しぶりに泣かされた舞台でした。

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