「鳴神」 ~ 文句なく楽しめる荒事
今日は、会津演劇鑑賞会の例会で、前進座公演を見てきました。今回は、これまでにない(……多分)「楽しい!歌舞伎入門」とのタイトルで、歌舞伎の用語や下座音楽、女形の所作などについて芝居仕立てで面白く解説した第1部、そして第2部として、歌舞伎18番のうち「鳴神」が上演されました。
配役は、鳴神上人が嵐圭史丈、雲の絶間姫が河原崎國太郎丈という魅力的なものでした。
あらすじは、法力を極めた鳴神上人が、雲の絶間姫の色香に惑わされて酔いつぶれ、そして法力を破られ怒り心頭となった上人が、飛び六方で姫を追って行くというものです。
第1部の入門編では、まず嵐広也丈と生島喜五郎丈の連獅子で華々しく始まり、その後は若手のコミカルな芝居にリラックスしていた客席でしたが、第2部の本格歌舞伎では、はじめやや緊張気味でした。
私が、雲の絶間姫が、上人の気を引こうとする台詞のところで軽く笑うと、それにつられたように少しずつ客席にも反応が出てきました。みんな、きっと、声を出しちゃ悪いかな、って思っていたんでしょうね(^_^;)
歌舞伎十八番は、元々は荒事を得意とした市川家(成田屋)の家の芸です。
その面白さは、判りやすさと荒々しい大きな動きにあります。
つけ(柝・き)が役者の動きに合わせてバッタバッタと鳴り響き、そして役者が大見得を切る──「豊島屋!」「山崎屋!」と客席から掛け声が──私の声だけが飛びました(^_^;)
観たい芝居はいろいろありますが、前進座ならぜひ中村梅之助丈の「魚屋宗五郎」を観たいですね(●^o^●)
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