会津若松市議会の議員定数が次回選挙から28人に ~ 監視機能低下の懸念

定数条例改正3案出される
 議員定数条例改正案は、9月議会初日に「2名削減」、「1名削減」の2案が議員提案で提出されていましたが、その後同じく議員提案による「5名削減」案が、9月13日の継続本会議に上程され、それぞれに対する質疑、討論、採決が行われました。その結果、定数を2名削減する案が賛成15、反対13で採択されました。

定数削減は議会機能の向上に逆行
 採決に先立ち、私は2名削減案と、5名削減案の提案者に対して、議会の監視機能の低下に繋がる懸念への認識などについて提案者に質しました。
 しかし、議員数の減少に比例して議会機能が低下することや、議員間の補完的役割に限界があることになどについて納得できる認識が示されなかったため、私は、以下の理由を挙げ反対の討論を行いました。

画像【議員定数削減に反対する討論の概要】

① 「地方自治は民主主義の最良の学校、最良の保証人」ということばがあるように、議案等の審査や政策提言をまとめる際に、より多くの意見、より多くの視点が反映して議論が尽くされ、合意形成が図られてこそ「民主主義の学校」というに相応しい自治体議会の姿である。
② 人口減少社会に合わせて議員定数を選らすというが、人口が減っても行政課題や市の事務事業が減るわけではない。そのような中で議員定数を減らすのは、議会の監視機能を低下させ、十分な議論もなく議案を通す手続き機関としてだけの議会になりかねない。
③ 本市議会は、委員会での議論を活発にさせるための総括質疑が決して活発に行われているとは言えず、議員定数を減らすことは、この状況を更に増大させ、議会の監視機能を低下させるものだ。
① 全国の類似団体と比べ本市の議員定数は多いというが、広大な面積を持つ本市にはそれぞれの地域特有の課題があり、総人口を主たるファクターとして分類した類似団体との比較は意味を持たない。問題は、住民福祉の向上のために与えられた権能をしっかり行使できる 議会をどうつくるかであり、また議員や議会に要する経費は、団体自治、民主主義に対する対価、必要経費と考えるべきものだ。

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