真摯な舞台~喜怒哀楽研究会「父と暮らせば」

画像 今日、会州一蔵ギャラリーあいおいで、喜怒哀楽研究会による井上ひさし作、原剛演出「父と暮らせば」を観てきました。

 作品とテーマに真正面から挑んだ好舞台でした。
 有名な作品ですので知っておられる方も多いと思いますが、広島の原爆で九死に一生を得た娘のもとへ、同じ原爆で命を落とした父親が幽霊となって現われ、生きていることに負い目を感じている娘が、死んでいった人の分も生きる気持ちになるよう励ますのを、井上作品らしい無駄のない構成と、軽妙なやり取りも要所要所に織り交ぜられた作品です。

 喜怒哀楽研究会の舞台は、これを正面から取り組んでいました。それは、たいへん好感の持てるものでした。
悲惨な原爆の様子が、たった二人の出演者の台詞から浮かび上がってくるのも見事でした。
 ただ、原作にある軽妙さが少し足りなかったのが残念でしたが、その辺を更に練り上げて、ぜひ再演してもらいたいと思いました。

 お疲れ様でした!(^o^)丿

この記事へのコメント

kawasumi
2010年05月24日 00:29
 さっき、「井上ひさし逝去」のほうにコメントを書いたあとに、この記事に気がつきました。
 そっ、その「軽妙さ」ですね!これが無いと、笑えないのですね。これは、いちばん難しいのかもしれませんね。まったくの素人考えですが。

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